藍の華【完】

20. 光のない道



あたしはあれから、来る日も来る日も、まるで生きているのかも分からない日々を過ごしていた。



食事も喉を通らない。



感情も、もう何も感じなくなってしまった。



あたしはまるで人形のようであるかのようで、何処を見ているのかもわからない。



悲しくて、悲しくて、仕方が無いのに涙すらでない。



ただあたしの部屋の中では、時計の秒針の音だけが静かに響いていて、時間が流れるのも、とても長く感じていた。




光があった頃の生活が、まるで最初から無かったかのような、夢であったかのような、そんな感じさえもするくらいで。




何をする気にもなれない。



何を思うことも、ない。



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