藍の華【完】

3. 色のついた世界




あれから、すっかり桜も散って少し夏の空気が混じりだす季節になった。




もうすぐ蒸し暑くて、何にもやる気がおきないような夏がやってくるのか。




…と思っているあたしは、自分の席でいつものように窓の外の世界を眺めていた。




チラッと2つ前の窓側の住人の席に目をやるけど、今日は学校を休んでるのか、匡はいなかった。




あたしにしてみればそっちの方が楽。




確かにつまらない日々は嫌だって思っていたけど、あんなことはもうなくていいし、なにより心臓に悪い。




そんなことを思ってるあたしは、いつの間にか寝てしまっていた。



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