ホ テ ル【完】

サイショの夜











猛烈な眩暈がした。

伊吹 昴瑠が発した言葉がひどく脳内を駆け巡り、全身の細胞を小刻みに震えさせていく。




「…は?」

——正気?




思い切り眉間に皺を寄せる私はいまいち言葉の意味が掴めない。





「だから、さっそくヤる?」

「いや、だから、…は?」

「あ、時間なら宿泊で取ってるから気にしないでいいから」

「…そういう問題じゃない」

「ああ…先シャワー浴びる?」

「違う!」

「じゃあ、恥ずかしいとか?」

「そーいう問題でもない!!」





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