ホ テ ル【完】

変なオトコ






こうして、定期的にラブホテル『レオーネ』で落ち合うという、秘密の約束事が結ばれることになった。




その日、やることが済んだ様子の昴瑠に、「泊まってく?」と何の気もなしに誘われたけれど、流石に学校の同級生と一晩を過ごしたくはないという理由で冷静に却下した。

その泊まってく?の意味はただの泊まっていく?の意味だということも理解してた。勿論、田中さんだったり、ほかの男の人だったら泊まる。セックスしたいし。

でも、こいつの場合は私が風紀委員長をしている学校の生徒。それですらやりにくいのにしかも問題児ときた。そんなやつとこれ以上過ごしたくはない。




「いい」と荷物をまとめる私に、昴瑠は「そ」としか言わなかった。興味なさげにまたテレビを眺めているだけ。


だから、せっかくつけてるんだったらもう少し関心を寄せて眺めろ、と言ってやりたいのだが、まったくの無意味のようで放置することに決めた。


0
  • しおりをはさむ
  • 3514
  • 25228
/ 586ページ
このページを編集する