ホ テ ル 2【完】

彼のヒミツ






ていうか恒河さんも恒河さんで、昴瑠に誤解を与えてしまうような態度をわざわざとらないでもらいたい。

ただ、今回の件に関しては、だるがっていた彼を無理やり誘ってしまったのは私の方なんだけれども。







「璃音、お前うざい」

「えぇ~そんなひどいですぅ」

「なんとでも言え」

「ひどいひどいひどいひどいです~」



高架橋の下で煙草を取り上げてからもうずいぶんと吸っていなかったそれを、かったるそうに咥えている恒河さんが視界の隅っこに映りこんでくる。

結局私がこの人を昴瑠や璃音さんとのゴタゴタに巻き込んでしまった感じになっているような気がして、なんか申し訳なくなってきた。




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