僕が叶える君の夢【完】

婚約した彼女の実家へ挨拶に行きます。 /付き合い始めた彼女は宗教信者ですが…

『猫に生まれ変わりたいんじゃなかったっけ?』

小さくクスクス笑いながら机の上のメモ帳に手を伸ばして、サラサラと書いて見せてきた。
直接彼に、そんなこと言ったことはなかった。
実際思ったことあったかさえ忘れているのだから、きっと思った時にポツリと言ったのだろう。
小さな独り言さえしっかり拾って、返してくれる彼には本当に驚かされた。
いつ言ったか本人さえ覚えていない言葉を覚えててくれる小さな幸せな。

「人は生まれ変わっても人だよ。女は女、男は男。だからいつでも結婚できると思ってたんだー」

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