ロボサムライ駆ける第六章 古代都市

作者飛鳥京香

機械城の後はくすぶっていたが、早急に対応がなされている。「主水殿、我々に、その剣技を貸してはくださらぬか」 水野都市連合議長は、西日本都市議事堂議長室で、主水に対して膝を屈した 二人は、機械城から、助け出されたことに礼をいい、続けて本音をしゃべっていた。 ともかくもこの事態を収拾しなければ、ならない。

 主水にとっても、ロセンデールから、落合レイモンをはじめ助け出さなければならない人がいるのだ。 ここは、西日本都市連合とも手をむすんでおくのが、得策といえた。「無論、主水殿、剣闘士としての身分は解消する。東京の自由なロボットととして活躍していただきたい」 水野が汗を拭き拭き、付け加えた。