一人暮らしを、始めた女子高校生。
佐々木瑠璃(ささきるり)と機械人間の、
友情物語。

私の名前は、佐々木瑠璃(ささきるり)。

叔父、叔母に引きとられた。

父は、大手運送会社に勤めてた。罪を、犯し捕まった。母は、父の事を信じられなく自殺。

叔父叔母は私を、ゴミ扱いする。

どうやら、私はいらない存在みたい。

と、言う事で高校から1人暮し。

誰にも頼らない。私は、1人で生きていくと決めた。

それなのに、私へある機械が届いた。

"機械人間"だった。

平成30年、日本技術が進み人にそっくりな機械を、

つくりあげた。

持ち主の言う事だけを、聞く。

箱を、開けると電源がついた。

*機械人間、起動*

「何にこれ、…」

私は1人で生きていくと決めたのにこんなのいらない。

箱から出し、ゴミ回収の場へ。

「あんたなんて必要ない、ここから動かないでよ。」

「ほぇ?」

今さら、誰かと一緒なんて考えられない。

"必要ない"っていうことは、私と同じ。

あの子は、ゴミ。私も、ごみ。

仲間ってこと?

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いつの間にか朝になっている。

車の音が、聞こえた。

「これって、機械人間じゃねぇの」

「捨てられたら、粗大ゴミと一緒だろ。」

「ま、ただの機械だしな。」

ただの?気づいたら、体が動いてた。

回収しようとした人に向かって、

「ただのなんて、言わないでよ。」