ランピード・フォルス【完】

2章。三通りの裏切り /心の裏切り




ボールペンを握った私はテーブルの上に置かれたハガキとにらめっこをしていた。


【出席・欠席】の文字に迷いを見せる私にヒューが声をかける。


「何してるの?」

「同窓会のハガキが届いたんだけど、行くか行くまいか迷ってるの」

「何で迷うの?」

「今、僅かに芽生えてる乙女心のせい」


ヒューは意味が分からなさそうに首を斜めに傾げた。



ハガキの冒頭は

【~北高校 2ー2 同窓会のお知らせ~】

高2の同窓会と言えば…。



京橋君がいるわけで。

カッコよかった京橋君。

そんな京橋君に告白されちゃってフッちゃって。

その後も話しかけてくる京橋君を無視したまま3年になって、別のクラスになって、結局話すことなく卒業しちゃったんだよね。


だって、ゆりりん(友達)の手前もあって避けざるをえなかったというか。

ゆりりん、京橋君のこと好きだったし。
まぁ私も好きだったけど、口に出さないまま愛より友情を取って惨敗。



同窓会に行くというよりは京橋君に謝りに行くか行くまいか迷う。
ずっと無視してたわけだし。

会って謝りたいけど今更って感じかなぁ。

う~迷う~。



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