買われた遊女 2

銀色の髪の男 /忍びよる恐怖

凛は 京之助に抱かれたまま そのまま京之助の膝に座らされた。

「遅くなってすまねー。怖かったろ?」

「…妓楼からきた人間は、妓楼に帰すと…。京之助が怒る顔が見たいと言うておりました。」

「チッ!抜け抜けと!よくあの男から 逃げれたな。」

「刃物を突きつけられておりんしたので、怖うはございましたが 急所を蹴って逃げてきやんした。」

それを聞いた京之助は、痛そーと 苦笑いしながらも、凛の頭を優しく撫でた。

「どんな事をしても 逃げろ。どうしても できない時は、俺が必ず助け出す。」

「…なら その時は待ってるでありんすよ。」

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