買われた遊女 2

甲斐は、旦那をギロッと睨んだ。

「これは どういう事ですか?」

旦那は慌てて 口をパクパクしながら答えた。

「こ、この男は、お、弟の方でございます!」

「へぇ。あなたは 銀髪の盗っ人の弟なのですか?」

聞かれて男は 首を横に振った。

「確かにうちの兄の髪は 奇抜にございますが、盗っ人などとそのような大それた事は するような人ではございません!何卒ご容赦を。」

甲斐は この弟と言われる男は 嘘をついているようには見えない。何も知らないのではないかと思った。

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