買われた遊女 2

清太の思いやり /花魁への思い

「昔の事は あまり思い出したくは ありんせんが、清太が話し相手になってくんなしたから、乗り越えてこれたと思っているでありんす。」

「いや。あれは花魁の力ですよ。…吹っ切れてからは 快進撃でしたから。」

清太の言葉に 凛は儚い笑みを浮かべた。

「清太には 借りがありんす。もし 泥棒が清太の兄でも あっし達は 恨みっこ無しにしやんしょう?」

凛の言葉に 清太は少し躊躇った。

「…違うはずですが、最悪そうであったなら 兄はどうなるのですか?」

清太の質問に、京之助が 平然と答えた。

「行きている限り 凛は狙われちまう。なら 殺すまで。」

0
  • しおりをはさむ
  • 693
  • 135
/ 258ページ
このページを編集する