買われた遊女 2

京之助のもがき /京之助のもがき

「そうです。若頭が他の女子を 沢山凛様に近づけるから 凛様は いつも堪らなく辛そうな顔をされていました。」

気づかなかった…。根本 自分は凛に愛されてないから きっと気にもしていないのだろうくらいにしか 思えなかった。

勿論 それに傷つくのも 嫌なのも 一番わかっていたのに、自分には 当てはまらないと思ってしまっていたのだ。

「私は 必ず凛様を幸せにするという 若頭のお言葉を信じて 凛様を説得致しましたのに、お杉様に 春野さんにそれにお梅さん?最後には鈴姫まで出てきて どれ程 凛様は お寂しかった事でしょう…。」

清に言われて 京之助は 顔から水を浴びせられたような気分だった。

「確かにとても大事にされてます。濡れ衣も晴らされて 陥れた磯部達は捕まり 前川殿の養女にして頂いて 若頭と結婚できるように…。そこまでしてくれる人はおりません。」


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