理想の彼氏

第七章 惹かれる心

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「最近みんなピリピリしてますね。」


パソコンに向かう柴崎さんに小声で、ボソッと呟いた。



私の言葉に目線を上に上げる。



「そりゃそうでしょ。これから新商品の営業やら宣伝やらで大変だよ。」


そう。


商品開発部が開発した新商品がまもなく発売される。



それに伴い我が営業部は、その準備に追われていた。



課長もいつにも増して忙しそうだ。



「明日も早速会議だしね。」



柴崎さんは、再びパソコンに向き直った。



会議…?



ドクン!



心臓が嫌な音を立てた。



私、何か忘れてない?



バサバサ!



「わっ!大丈夫?七ちゃん!」



デスクから鞄が落ちて、中身を床にぶちまけた。

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