理想の彼氏

第ニ章 悪夢

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週が明け今日から課長が出社する日。


心なしかみんなソワソワしてる。



「みんなおはよう。大事な話がある。

その場でいいから少し聞いてくれるか?」



部長の声がフロアに響く。


部長の横には、久しぶりの課長の姿。


黒の細身のスーツをビシッと着こなし真っ黒な髪もしっかりセットされている。


どこから見ても完璧だ。


切れ長の目は、鋭く笑顔なんて、見たことない。



犬に例えると柴崎さんや章司がゴールデンレトリーバーだとしたら課長は、ドーベルマンって感じ。


犬に例える意味もわかんないけど。


どうでもいいことを考えながら部長と課長をジッと見つめた。

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