理想の彼氏

第十六章 嫉妬

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「あれ〜?七ちゃん課長知らない?」


パソコンに向かう私に柴崎さんが声を掛けた。


パソコンから視線を柴崎さんに向ける。


何やら書類を持って、困った顔の柴崎さん。


「さっき資料室に行くって言ってましたよ!」


「そーなんだ。困ったな。この書類すぐにチェックしてもらいたいのに…」


そう言って、目線を持っている書類に落とした。



「私が持って行きましょうか?

柴崎さん仕事溜まってますよね?

私、この仕事急ぎじゃないので。」



私の言葉にパーとあからさまに顔が晴れた。



フフッ。


柴崎さんって、素直だな。



「いいの?ほんとごめん!

今度ランチ奢る!!」



目の前で、手を合わせて、ペコペコと頭を下げる柴崎さん。

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