理想の彼氏

第三章 鬼課長

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「うっわ!!七ちゃん!どうしたのその顔!?」



朝一柴崎さんが私の腫れ上がった目を見て、声を上げる。



昨日一晩中泣き続けて、朝起きたら取り返しのつかないことになっていた。



「何も触れないでください。」


ボソッと呟いて自分のデスクにつく。


そんな私を柴崎さんが心配そうに見つめていた。


「一ノ瀬。」


私を呼ぶ課長の冷たい声に重い腰を上げ課長のデスクに向かった。


「そこの資料今日中にデータ化して。」


カタカタとキーボードを鳴らし私のことを見ることなく告げた。


「わかりました…」


ボソッと呟く私をチラッと課長の冷たい目がとらえる。


私の顔を見て、怪訝な顔をした。


…失礼な人。

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