キミとキス。【完結】

殿と姫 /side アオシ

それは、神戸の母からの突然の電話で始まった。


『アオシ。今日からあんたの部屋に塩田くんの子どもさんが一緒に住むから』

「……は?」

『お父さんの親友だったんだから……うっ……、大事にしてね』


意味がわからない。

相変わらず唐突で自己中な母からの電話。

『塩田くん』も知らなければ、その子どもが俺の部屋に住む理由もわからない。

そのうえ母が泣いている理由も。


「おい、どういうことだよ」

『高校生だから……、そこのところ気をつけてね』

「……はぁ?」

0
  • しおりをはさむ
  • 315
  • 883
/ 454ページ
このページを編集する