キミとキス。【完結】

殿と姫 /side アオシ

あどけない顔に似合わない豊かな胸だった……。

そして、透きとおりそうな白い肌に思わず視線を逸らすのを忘れそうになった。

俺も一応男だし。

だけど思春期に男として目覚めてからもう長い時間が過ぎていて良かったと一息。

そうじゃなかったら、理性なんて吹っ飛んでいたかもしれない。

30年という人生経験がこんなところで役に立った。

だけど、なんだかそのカラダがどうこうとかそういうことよりも、一生懸命俺のために何かをと考えてくれる彼女がどうにも『かわいい』などと、迂闊にも思ってしまった。

その方法が少しずれているような気がするが、ある意味ずれていないような気もする。

男とは結局バカで単純な生き物だから。

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