キミとキス。【完結】

記憶と現実 /side アオシ



「大丈夫だったの?ハルカちゃん」


送別会で隣に座ったアスカがライターを差し出して聞いてきた。


「ああ。悪い、心配かけて」

「ふふふふふ」

「なんだよ」

「心配なのはアオシでしょ?『こんなところ来てる場合じゃないのに』って顔してる」


アスカは洞察力があって、俺の心を昔からよく見抜く。

だけど、今日は外れだ。

正直、今夜は“どうしても参加しないといけない”送別会があったことにホッとしている。

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