キミとキス。【完結】

強さと弱さ /side ハルカ

『夜道は危ないから』とマオちゃんが一緒に酒屋まで来てくれた。

そんなマオちゃんの帰り道を心配してお兄さんもついてきてくれた。

マオちゃんのお兄さんはとても大人で優しくて、マオちゃんがマオちゃんになった理由が少しわかるような気がする。


「やっぱりマオちゃんのファーストキスの相手ですね」

「……はは。んー……参ったなぁ」

「うげぇ!!!もぅ、ハルカちゃん、言わないでよぉ」


私のファーストキスはお父さんかな?

お母さんかな?

どちらだとしても、とても幸せなキスだったに違いない。


「マオちゃんのお母さんともお友達になれて良かった」


マオちゃんとお兄さんが優しく笑っていた。

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