シーツに纏われて。【完結】

-first

a.m.0:30

非常識なインターホン。

こんな時間の訪問者はあの男しかいない。

ディスプレイを確認してわかっているけれど、無愛想に尋ねた。


「どちらさま?」

『ヤラせろ。ミドリ』

「はぁ?」


相変わらずの挨拶。


『ミドリちゃん。……俺、消化不良』


玄関の扉を開けてしまうのは私の弱さ。


「何?その頬」


ネクタイを外したスーツ姿の男。

ツカサの頬が赤かった。





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