シーツに纏われて。【完結】

-ninth

……――あの日の光景を想い出していたら、思わず涙がこぼれた。


「痛……。コンタクト、ずれちゃったわ」


ハンカチで目尻を拭いて、焼酎を一気に飲み干した。


「ねぇ……。それってさ、すごい愛の告白じゃない?」


アスカの『愛の告白』という言葉に思わず恥ずかしさがます。

というより、焼酎を吹き出しそうになった。


「何?!あはは!!!愛の告白ってーッ!!違うって、そんなんじゃないの。ツカサは慣れてるのよ、修羅場に」

「違うでしょ、どう考えても」

「はぁ?もう!アスカはかいかぶりすぎ!ツカサのこと」

「てか、ミドリがツカサをわかってなさすぎ!!一世一代の愛の告白じゃない。そのあとミドリのお父さんは?」

0
  • しおりをはさむ
  • 442
  • 868
/ 454ページ
このページを編集する