シーツに纏われて。【完結】

love-1st

……――
……―――1年後。


久しぶりの東京。

あの日、ツカサから逃げた時以来の。

ツカサが迎えに来てくれた時以来の。


「久しぶり」


カウンターに座っている背中越しに声をかけた。

1年前に会った時より髪が短くなっていた。

だけど超ミニのタイトスカートで組んだその足には、やっぱり新作のピンヒール。

今日の私とお揃いとは……。

呆れるくらいによく似た女。


「久しぶりね」


そう言って振り返った彼女が手にしていた焼酎の入ったグラス。

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