シーツに纏われて。【完結】

love-2nd

……―――1年ぶりに会ったくせに、隣の女は涙の再会とか全然なくて。


「なんでかなぁ?そんな劇的なプロポーズを受けたのに、どうしてミドリは日本にいることやら」


全部知っているくせに、そんな言葉をいうアスカが箸を伸ばそうとしたこの夏一番の太さのなすの一本漬けをお皿ごと奪った。


「あっ!!ちょっと!!」


欲しいものは独占することに決めたから。

誰にも渡さないと決めたから。

つまみ食いだって許さない。

1年前の私とは違う。

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