シーツに纏われて。【完結】

忘れはしない。

7歳のとき、家族旅行で飛行機に乗った時に乱気流に巻き込まれた。

直前に食べた機内食をすべてもどしてしまって、その上耳鳴りがして。

それなのに隣に座っていたアオシが何も気にすることなく本を読んでいたことにものすごく腹が立って、その本を取り上げると手が滑って。

飛んでいった本が、ものすごく怖いスキンヘッドの男の頭にぶつかって。

その男に怒鳴られて。

そんな男にやわらかく注意した客室乗務員に、なんとその男は絡み始めて。

ものすごく拒まれると、とうとうキレて。

そして新聞にも載るような警察沙汰になった。


そう。

とんでもなく悪すぎる飛行機の記憶。

私は飛行機に乗れない。


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