シーツに纏われて。【完結】

love-9th

……――「無理」


成田の独特の雰囲気がもうすでに私を萎縮させた。

椅子から立ち上がれないくらいに足がガタガタしている。

これまでの人生、あまり緊張だってしたことがなくて。

受験も、就活も。

英会話弁論大会も、大学の学祭でのツカサと二人でした漫才も。


「ったく。ほら」


私の前に屈んだツカサが広い背中を見せた。

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