シーツに纏われて。【完結】

love-10th

……――「きゃっほー」


絶対に51とは思えないはしゃぎっぷりと、肌を露出させて真っ青な海に飛び込んだ女を遠目で眺めた。


「キイチさんも一生心配だな」

「そうね。ホント、我が父ながらお気の毒」

「そうか?すっげー得してる人生だと思うけど」

「……え?」

「死ぬまで好きな女性を心配していられるなんて、幸せな人生だってこと」


そうなのだろうか。

私は……?

横目でツカサを眺めると、やっぱりこの男こそ死ぬまで心配な男のような気がした。


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