シーツに纏われて。【完結】

2nd-memory

……――「おっす」

正面の椅子に座って、あの頃よりも随分軽めのタバコをくわえたアキラ。

大学を卒業して以来の姿は、とても男らしくなっていた。

軽めのタバコも『父親』としてのアキラの成長なのだろう。


「おっす」

「久しぶりだな。それもまさかグアムで会うとか」

「……ああ」

「ミドリが飛行機に乗れたとはな」


普通に語られた、俺がロンドンに行くときに始めて知った事実。

アキラは知っていたのか……。

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