シーツに纏われて。【完結】

その夜、二度、ミドリを抱いた。

セックスは許されたのに、許されなかったキス。

苦しくて、だけどミドリの気持ちはイヤというくらいわかってしまって。

それからの日々、俺は……、ミドリの寝顔にだけキスをした。

ミドリに気づかれないように。

そのために、ミドリより後に寝て、ミドリより先に起きる。

それが、無意識の習慣になってしまったことをミドリは今だ、知らない。

0
  • しおりをはさむ
  • 438
  • 865
/ 454ページ
このページを編集する