双子の妹はカエルのお姫様①

カエルの子、実力発揮する




部屋着に着替えて、思いっきり伸びをした。

何だか一日の疲労が一気に沸いて出て来たようだ。



本当に疲れる、敬語。
実は私、外ではほぼ敬語で通っている。



学園内は勿論、お母さん、鈴蘭にも敬語。



それに加えて、生意気というか人に余り好かれない発言やら性格で振舞っているせいなのか。



部屋に戻った時の気の抜けようが、それはもう半端なく襲ってくる。


どうして自分は、敬語キャラで通していたんだろう。



腕を組んで考えるが、全く思い浮かばない。



確か、取り敢えず敬語なら差し当たりなく礼儀も弁えられるとかそんな所だった気がする。


もしくは、他人が踏み入って来ない様に線を引いた結果なのかもしれない。



「んん、まぁいいや」


考える事を放棄して、私はデスクに腰を下ろした。


デスクの上には白い紙の束が山の様に置かれていて、指で突ついたら崩れ落ちてしまいそうだ。



この量なら一時間?
そのくらいで仕上げられそうかな。




私は山積みタワーを崩れ落ちない程度に一つ一つ小さな束にしていった。


幾らか分け終わり、もう一度前髪をしっかり固定した私は、軽く頬をぱちりと叩く。


「さ、始めますか」


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