双子の妹はカエルのお姫様①

カエルの子、美術の授業を受ける



熱が下がった次の日。


もう一日休むよう言われたが、屋上で春さんに借りたストールとカーディガンを返さないといけない。



ベッドに腰を掛け、制服のシャツを着てスカートを履く。



立ち上がってみると、思ったより身体がふらふらと揺れていた。




「お嬢様~、あ、起きてたッスね」


「うん、リュウおはよう」


「おはようございま…!?何で制服に着替えてるんスか!?」



「なんでって、学校行くからに決まって」



「昨日の今日で何を言ってるんスか!」




そ、そんな大声で言わなくても。


少しだけフラフラするだけだし、これくらいなら許容範囲だ。



「お嬢様…」



私の考えを読み取ったのか、リュウは険しい顔をしてこちらに近づいて来た。



目の前に近寄られて、私は顔を上向させる。


すると、リュウの掌が私の肩にそっと触れた。





「お嬢様は何にも分かってないッス!」


「分かってないって…」


「お願いッスから…もっと自分を、身体を大切にして下さい!!」


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