サワギキョウ1 【完】

大きな覚悟と決断の雨上がり /そして前に進む

『柚乃くん、さっきはどうしてあの男達と教室で争ってたの?』



「えっと・・・どうにかしようと・・・思って。」



え、じゃああの男達とケリをつけようと思ってたってこと?それは、私もしかして、邪魔しちゃった感じ?




それを読み取ったのか、柚乃くんが慌てて首を振った。




「ヒイロ、悪くない・・・から。あの時は本当に、助けてくれて嬉しかった。ありがとう」




『へ!?いや、別にお礼を言われるようなことはしてないし、』



「・・・それでも、嬉しかったから。」



そう言って、真剣に私を見た柚乃くん。柚乃くんってめちゃくちゃ律儀だよね。こんなに真剣だし。



『そっか。じゃあ、えっと。・・・どういたしまして。』



少し顔を逸らしながらそう言うと、パァァァっと顔が明るくなって、物凄いいい顔で笑った。



あ、それ鼻血もんだわ。やばいよこれ。柚乃くんの笑顔は武器になると思う。










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