無自覚な誘惑。【完】

《第4章》不器用な恋たち。 /最後の夜





合宿6日目。

昨日の夜は……いろいろあったけど、なんとか円満に終わってよかった……。

食堂での一件の後、マネージャーさんたちみんなで片付けをしてくれたそう。

就寝前、お見舞いに来てくれた健太くんが教えてくれた。


おかげさまでゆっくり休ませてもらって、体調は随分マシになった。

今日は、しっかり働こう……!



まだ身体は重いけど、心はとっても軽い。

マネージャーさんたちと打ち解けられたことが、すごく嬉しかったから。


起き上がろうとした時、扉がノックされた。


コンコンコン、という音に「はい」と返事を返すと、扉の向こうから健太くんの声が。



「あの、入ってもいいですか……?」

「どうぞ」

「し、失礼します……!」




ゆっくりと入ってきた健太くんは、私の前に座った。

0
  • しおりをはさむ
  • 7236
  • 37422
/ 518ページ
このページを編集する