無自覚な誘惑。【完】

《第5章》無自覚な誘惑 /無自覚な誘惑




「静香せんぱーい!タオル持ってきましたー!」



マネージャーさんの声に、振り返る。



「ありがとうございます!あと数分で休憩に入るので、お願いします」

「はい!」



タオル配りを他のマネージャーさんにお願いして、私はスポドリをボトルに補給する作業を続けた。



和泉くんと恋人になって、一ヶ月が経った。


あの後、ケンくんと仲直りしたリナちゃんは、サッカー部のマネージャーに戻ることになった。

復縁する気はないそうだけど、サッカー部には思い入れがあり、他のみんなにも引き止められて決断したそう。


そして私も……和泉くんの部活終わりに一緒に帰る約束をしていた日に、マネージャーさんたちから正式に入って欲しいとお願いされてしまった。

和泉くんも、そうなったら嬉しいと言ってくれて、今は正式にサッカー部のマネージャーをしている。


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