涙とキスと泣き虫クン*完

おまけ* /いえ*



「リキの部屋、久しぶりにきたけど驚く程綺麗じゃん」

あのまま、リキの家に押し掛けて部屋に入り込んでみたけれど。
勉強机の上もベッドの上も、見事に片付いていて驚きを隠せない。


「そうかな」

未だにびくびくしながら話をするリキに、私達の関係がどうなったのか改めて不安になる。


「ねぇ、リキ」

「な、なに?」

ベッドの上で隣に座るリキを下から覗き込めば、やっぱりリキは眉を下げて不安そうに私に視線を向ける。



「今日はオバサンいるからエッチ出来ないねー」

なんて口元をニヤけさせながら言えば、


「ちょッ、ハナちゃん!!声が大きいよ!!」

なんて真っ赤になって、ドアの向こう側と私を交互に見ては慌てるリキがいて。
そんな姿が面白くて思わず声に出して笑ってしまった。

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