りんじん彼ジョ。【完】

りんじん彼ジョ。 /欲しいもの side*ケーコ




1週間ぶりの休みでのんびりしたかったのに、鏡の前で念入りにメイクをして髪をふんわりと軽く巻いた。

気は乗らないのに化粧のノリが良い……事に、1人苦笑いが漏れた。




"今日時間ある?仕事の後かなちゃんとこ行こうと思うんだけど一緒に行かない?"

先輩からの連絡に、テキトーに用があるって言っちゃえば良かったのに。


"はーい、行きます!赤ちゃん楽しみですー(*^∇^*)"

なんで、こんな返信をしてしまったのか。



「よし!」

準備完了。気合いを入れてドアを開ければ、今2番目に会いたくない人物と顔を合わせる事となる。




「お姉さん、今からどっか行くんですかー?」

隣人とその友達らしき男の子が3人。うち1人が軽そうなノリで声をかけてきた。


ヤッてしまった過ちは、後悔したって仕方ない。
別に処女って訳じゃないし、今更純情ぶる必要も無いけど。
嫌な事って本当に重なるものらしく、物凄く気分が悪くなっていった。

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