ねぇ、私のこと好き──?

デビル*シュガー side*リツ

(リツ高2 × カノ??)





『ずっと、好きだったの』

『俺だってお前の事!!!』

風呂から上がって、ジュースを取りにいくと。リビングのソファに座って真剣にテレビを見ているカノが目に入った。
しかも、何故か恋愛系のテレビドラマだ。


「カノ、恋愛ドラマに興味あんのかよ?」

「いや、興味は無い」

「じゃぁ、何で見てんだよ?」

「マキが面白いからみてみろっていうから、みているんだが」

「あー……、マキね」

「何が面白いかさっぱり分からない」

なんて言いながら、眉間に皺を寄せながらもテレビに視線を向け続けるカノを見て、俺からは苦笑いが漏れた。


そうだよな。
カノに愛とか恋なんてものは、あり得なさ過ぎる。


でも、こいつやっぱりマキの事好きなんだな。



『本当に私の事、好きなの?』

『当たり前だろ!!』


「リツも見るか?」

「あ?あぁ」

大きな猫みたいな目を向けられるから、コップを片手にカノの隣に腰を下ろした。


『嬉しい!!』

クライマックスなのか、テレビの画面にはグラビア女優とジャニーズが抱き合って顔を近付けるところだ。


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