ねぇ、私のこと好き──?

ピーターパンに恋をしてside アリカ

(アリカ27歳 × ダイ21歳 × ユミ28歳)





「ダイって彼氏としてどうなの?」

「えっ?」

「最初はさーあり得ないって思ったけど、結構長いしアリカが私の妹になるかもしれないし」

「いッ、妹!?」

「静かに。せっかく寝たんだから」

ユミが "しーっ!!"と人差し指を口元に当てる。
その向こう側には、ユミの赤ちゃんがベビーベッドの中ですやすやと眠っていた。


「ご、ごめん……」

確かに。私とダイが結婚したら、ユミと義姉妹になってしまうわけで。
今まで前の彼氏についてそういう話をした事もあるけど、ダイの事をユミの前で話すのは気恥ずかしい。

「手は早いんでしょ?あのエロガキが」

「……」

「ぶっちゃけ、あっち系どうなの?」

「あ、あっち系って?」

「だーかーらぁ、セックスよ」

「は、はぁ!?何言ってんの?何言ってんの?」

弟のそういう事、普通聞く?


「いやー、キョーダイでそういう話しないし」

「あ、当たり前でしょ……」

「ダイって実はどうなのかなーって」

「ど、どうって言われても」

「してんでしょ?いー年なんだから」

「…えー、まぁ。でもさ、一応 遠距離だし、そんなあんまり機会は…」

「でも、ヤッてるんだ」

「……」

「どうなの?ぶっちゃけ上手いの?普通?」

「……」

「あ、変な性癖は言わないでね。流石にキョーダイでも見る目変わ……」



「何の話してんだよ?」

「ダッ、ダイ!!」

私とユミの後ろには、買い物袋をぶら下げたダイの姿があった。


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