ねぇ、私のこと好き──?




「好きですよ」

「う、うん」

今日、はじめて見つけた先輩の癖。照れるとすぐに目を反らす事。


「俺の事、好きですか?」

「だから、嫌なら部屋まで……」

「俺は好きですよ、先輩の事」

「……ッ」

「も、すぐ入れちゃいたい位」

「あ、……やんッ」


反らしたままの瞳をギュッと閉じるから、その愛おしい瞳に何度もキスを落とす。



***



「……甲斐くんの馬鹿!」

「すみません」

「全然、優しくないじゃん!!」

「先輩が予想以上に可愛くて、抑制が効きませんでした」

「……!?」

「でも結構感じてませんでしたか?」

「……ッ!!」

下から覗き込めば、顔を真っ赤にさせて頬を膨らませる先輩がいた。


照れた時に、目を反らす以外にこんな顔もするんだ……。
子供っぽいけどやっぱり可愛いなと、自然と口元が緩んでいった。



―FIN―

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