ねぇ、私のこと好き──?

悠ちゃんとあたし(仮) side*悠人

(雅 高2 × 悠ちゃん高1)



「おー、悠ちゃん!!」

学校の自動販売機の前で声をかけてきたのは、雅さんだった。


「どうも」

にっこりと口元を緩ませて軽く頭を下げれば、雅さんも人懐っこい笑顔を見せて近付いてくる。



「悠ちゃんもジュース買いに来たん?」

きっとこの人は誰にでも好かれる要素があって、羨ましい位に"良い人"だと思う。


「雅さんもですか?」

「あー、舞がさ。何か機嫌悪くてカフェオレ買って来いって」

「何か怒らせるような事したんですか?」

「いや、何か。後輩の女の子でバイト先が一緒の子がいて勘違いしちゃってんだよなー」

雅さんが訳が分からないとばかりに、眉をひそませる。


舞さんは何をやっているのか。
相変わらずだな。

でも、心の中に溜め込まないで相手に伝えられるようになったのだろうか。

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