ねぇ、私のこと好き──?

太陽の似合う男の子。side * サナ

(高槁サナ中2 × 高根ヒロ中2)





──俺、高槁のこと好きだ


あの時、夏の太陽の下で高根はそう言ってくれたよね。

その言葉はいつまで有効なのかな?




ねぇ、私のこと好き──?


なんて言葉を、ぐッと飲み込んだ。


「ん?どうした?」

並んで歩く高根が、首を傾げて覗き込んでくるから。


「な、なんでもない!!」
私の頬は、一気に熱が上がっていく。


「なんだよ?」

「別に……」

「変な高槁ー」

「……」

「……」




「……ッ!?」


急に距離が縮まって、一瞬だけ、ほんの少し触れる位のキスをした。


頭が真っ白になって、唇の温度も柔らかさも何も分からないのに。
耳まで真っ赤に染まった君の顔が、それだけはしっかりと目にはきついていく。



「あー、暑いな……」

「あ、暑いね」

繋がれた右手を強く握れば、ギュッと握り返してくるから。
余計に心臓が激しく脈打ちだした。



「海でも行こっか?」


高根が太陽の下で笑って見せて、私を引っ張るように歩き出した。


「行っとく!!」

だから、私も笑うんだ。

いつまでも、君と手を繋いで──。




―FIN―

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