ねぇ、私のこと好き──?

コドカレ。side * アヤ

(アヤ高2 × ヤマト小6 *本編では高1と小5)





「ねーえ!!ヤマトッ!!夏休みなんだけど!!」

ヤマトの部屋に私の叫び声が響った。


「だから?」

なんて口にするヤマトは、ベッドに寄りかかって床に座り込んでいて。
読んでいる漫画(ジャンプ)から視線を外す事ない。


「昼間っからクーラーのガンガンきいた部屋にこもるってどうなのよ?」

「すっげー、猛暑なんだからしょうがねぇじゃん」

確かに。今年の夏は(も)異常な位に暑い。
チラリと窓の外に視線を向けると、暑さで歪んでいる様な景気が目に入る。


「……じゃぁさ」

「んー?」

「部屋の中で出来る楽しい事しようよ!!」

「楽しい事って?」

「汗かかない程度に、ちょっとだけ!!」

「……わッ、」

ヤマトの上に転がる様にベッドに飛び乗れば、目を見開かせるヤマトがいて。
私が押し倒すのなんていつもの事なのに、何でこうも慣れないのか。


「アヤさん!!母ちゃん下いるって!!」

「何処にも連れてってくれない、ヤマトのせいでしょー?」

「……んぐッ!!!」









「私の事、好きなんでしょ?」

「……す、好きだよ」


太陽の下で健全な夏休み……じゃ無いけど。

こうやって、耳まで赤くなるヤマトを可愛がってあげるのも悪くない夏休みだと思う。





─FIN─

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