100-3は? ~なにもかも秘密な関係~

番外編 「高倉氏が覗く、神室家の日常」 /高倉が覗く、基とあやめの朝のできごと

 


 おはようございます。
 高倉です。

 あやめ様のご両親に頼まれ、基様を見張りに来て、もうずいぶん経ちました。

 幸いにも、基様たちにも、他の使用人の方々にも重宝していただき、最近では、執事のような立場になっております。

 朝、基様は起きるのが早く、いつも支度をすませると、リビングの暖炉の前でくつろいでおいでです。

 起きるのが遅く、支度も遅いあやめ様が食卓に着くと、そこで、ようやく基様も立ち上がり、食堂に向かわれます。

 ちなみに、基様が支度をすまされたあと、しばらくリビングで過ごされるのは、出社前のひとときをゆっくり過ごそうという理由からではありません。

 あやめ様と一緒に食事をしたいからです。

 でも、基様は、そのことを絶対、口にも顔にも出しません。

 そこが基様のお可愛らしいところです。

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