女若頭への愛の償いⅠ

2章 主の元から /裏切る

部屋には伊月様と二人。

『皐様、お話があります。』

『なんだい?』

『ここじゃあの…』

『部屋を変えようか。』

『はい。』

私達は会場を出て、伊月様の書斎に来ていた。

『話ってなんだい?』

ソファーに隣合わせに座らされ伊月様が
聞いてきた。

『皐様、私番人を辞めます。
伊月様の元から離れます。』

私は伊月様の目を見て、言った。

『何を…言って、るんだ?』

伊月様…
私は立ち上がって、言う。

『伊月様には、感謝しています。
でも、私は番人の前に神楽組の若頭なんです。
だから、今までありがとうございました。』

私はそれだけ言って部屋から出ようとした。

『待て、姫』

その瞬間私は皐様に抱き締められていた。

『離して下さい。』

『どうゆう意味だい?
僕の元を離れるなんて。』

『私は伊月様が嫌いになりました。
皐様は、私の力が欲しいだけ。
それならNEWSが居ます。
ありがとうございました。』

私は伊月様の腕を振り払って、扉に歩き出した。

『煌、慧。』

え?

『『はい。』』

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