女若頭への愛の償いⅠ

第4章 /ストレスの矛先

そんな紫輝を無視してドスドスと音を立て
朶由の前に座った。


何も分からない朶由はじっと私を見ていた。

そりゃそうだ、朶由は4カ月前に私の三斬衆に
なっのだから。

別に朶由が悪いわけじゃない。

それに朶由じゃなくても、昴遊でも紫輝でも
よかった。

ただ朶由が近くに居ただけ。

朶由の瞳に私が映るくらい膝をつめる。

その行動を黙って見ている朶由。

それだけでこのイライラした気持ちが収まるわけ
じゃない。


ここからが本番だ。

朶由の顔を両手で挟むと、私の頭を朶由の額
目掛けて降り下ろした。

ようは頭突き。

これが私のストレス解消法の1つ。

ゴンっと部屋に鈍い音が響く。


『……いっ!……』

そして朶由の悲痛の叫び。

もう一発やってやろうとゆう所で私と朶由の
間に手が置かれる。

『龍架、朶由は初めてなんだから
やるなら紫輝にしな』

その声と共に身体が宙に浮き、紫輝の前に
降ろされる。

『なんで俺なんだよっ!!』

なんて言っている隙に紫輝の額にも頭突きを
食らわす。

それは一発ではなく何発も。


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