女若頭への愛の償いⅠ

第6章 /逃げない

翌朝10時に起きて、制服に着替えて学校に行った。
今は理事長室の前に居る。

ガチャ

『道弥おはよう
皆おはよう』

『『『『『龍架(さん)!!』』』』』

『よぉ、龍架。
随分な事してくれたなぁ。あぁ?
それに休みやがって、なぁ?』

『斗亜、私姫になる。
期限付きだけど』

『龍架!!』

私は斗亜を勢いよく抱き締められた。

『でも、忘れないで期限付きって事』

『あぁ。』

そのあとは、ソファーに座って話をした。

『私は姫になるけど、火嵐の倉庫には行かないし
毎日、一緒には居られない。
土日なんか絶対に無理。暴走とかも行かない。
これでいいなら姫になる。』

『どうして火嵐に来ないんですか?』

岳十が眼鏡の縁をクイッとあげながら聞いてきた。

『漆黒が…私が総長辞めたってまだ同盟や傘下に
言ってないの。だから私はまだ総長って事になってると思うから。』

『あぁ、それなら問題ないよ。
他の族はもう知ってると思うよ。
情報は回ってきてる。』

『じゃあ毎日一緒に居られるね?』

飛鳥が嬉しそうに言ってくる。

『それは無理。
私若頭以外にも色々やってるから』

『色々?』

飛鳥が首を傾げて聞いてくる。

『うん。私副社長もやってるし、情報屋も
やってるから』

『情報屋?』

それに鋭く反応したのは情報担当の凌真だった。

『うん。crowとcrowの使いって知らない?』

『知ってる。有名だ。』

『それが私達。』

有名なんだ…

『そっかぁ』

『土日は何でだ?暴走も。』

斗亜が少し不機嫌に言ってきた。

『土日は行かなきゃいけないところがあるから。』

ルカの所ね?

『暴走は……走りたくなっちゃうから…』

『『『『『ブッ』』』』』

皆が吹き出した。

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