女若頭への愛の償いⅡ

第11章 /不安定

side龍夜

風呂から上がって部屋に戻ると、龍架が起きていた。
髪は全て銀髪で瞳は金色になっていた。

龍架はそれに気づいてない。

『起きてたのか。』

龍架は反応しない。
俺はゆっくりと龍架に近付いて、ベットの脇に腰掛けた。

『どうした?』

龍架は首を振る。

『言わねぇと分からねぇぞ。』

『わか、らなくて、いい』

龍架は俯いて言った。

『何が不安だ?何か分からねぇ?』

『…わから、ない。
何で、愛してたのかも、子供達を大切に出来たのも』

俺は龍架を抱き締めた。
龍架が震えていたから、泣いていたから。

『龍架は俺の事が嫌いか?』

龍架は首を振る。

『じゃあ、好きか?』

『う、ん』

『龍架は俺がこうするのは嫌じゃないか?』

『嫌じゃない。安心するしドキドキする。』

『それは俺を愛してるからだ。
それに子供達を大切に出来たのは愛してるからだら。』

『愛してる?』

『あぁ、愛してるから。』

『ふえっ…ごめ、なさ』

龍架は俺に腕を回して泣き出した。

『謝らなくていい。』

龍架の背中を撫でる。最近疲れてたからな…
その上親父にあんな話されたんだから、龍架に限界も来るだろう。

龍架は一通り泣いて、眠ってしまった。
ベットに寝かせて、頭を撫でる。

『最近、一緒に居てられなかったな…
ごめんな。』

俺の言葉は龍架は知るよしもないだろう。

side龍夜end

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