彼がネクタイを緩めたら1st㊤【完】

これが現実


リュカさんはふわふわした調子でそう答え


「ついたよ」


と、エレベーターを降りた。




あの夜

「ワンフロアに一部屋しかない!?」

と逃げ出したマンションは、やっぱり一部屋しかなくて。


少し廊下を歩いた奥に、傷一つなさそうな大きな黒いドアが見える。




そっか。


手ぶらでもいいのか……。


リュカさんがいいって言うなら、いいのかな……。


って、プリンがどうのって言ってたの……手作りだったの!?


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