彼がネクタイを緩めたら1st㊤【完】

思わぬ再会


「ありがとう、のぐっちゃん。ごめんね?」

「いいよ、気にしないで。元はといえば黙って消える二人が悪いんだし。彼氏にヨロシクね」



その彼氏は、のぐっちゃんがちょっとタイプだと思った那智さんなんだけど、なんて微妙に悪い気になりながら


私はサンダルを履いて、焼き鳥屋さんを出ることにした。




ビルを出ると、少しムワッとした空気が頬をなでる。



そういえば朝、天気予報で21時以降雨が降るかも、なんて言っていたっけ。


梅雨は近いのかな。



明日はせっかくの初デートなんだもの。


晴れてくれたらいいのになぁ……。


そんなことを考えながら、バッグから携帯を取り出して「今、焼き鳥屋さん出ました」とメールする。


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